「玄関ドアのカギが壊れてるようだから交換して」と依頼をいただきました。
現場は北中城村内のとある一軒家。
古めのドアにサムラッチ錠がついています。
室内側の把手はレバーハンドルになっています。
レバーは水平になっておらず、斜めに垂れ下がっています。
ケースフロントには「SHOWA CSM 」の刻印がありました。
分解して中を見てみると、レバーを水平に保つためのバネが折れていました。
バネを交換すれば直るかもしれませんが、錠前自体が古く他の箇所が壊れるかもしれませんので一式交換することにしました。
古い錠前を外すとご覧のような貫通穴が開いていました。
サムラッチ錠の飾り座の形に、白い汚れが残っています。
取り付けようとしているのは、美和ロックのレバーハンドル錠
「U9 LA20-1 BS(バックセット)=38mm」です。
この製品を選んだ理由は、元のSHOWA CSMのケースのBSが40mmで似たサイズだったからです。
また、交換後もし壊れても美和ロックの製品はすぐに手に入るのでメンテナンスしやすいという点も選んだ理由のひとつです。
下の写真の左が美和ロックのケース、右がSHOWA CSM のケースです。
美和ロックのほうが縦に長く、幅が狭いですね。
既存の貫通穴はそのまま使えないので、穴を隠すためにアルミの板を取り付けます。
位置決めをしてマスキングテープで固定し、リベットで留める箇所に印をつけます。
アルミ板の取付完了です。
レバー錠用の貫通穴をあけました。
室内側も同様に穴あけしました。
レバー錠取付完了です。
下のほうに合った飾り座の白い跡を隠すために、
ブロンズ色のアルミ板をリベットで留めました。
室内側です。
ケースフロントです。
きれいに収まっています。
古いサムラッチ錠を一式交換するのはなかなか大変でしたが、勉強になりました。
ご利用ありがとうございました。
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