長い一日 キャビネット 書棚 紛失鍵作製(那覇市)

「キャビネットや書棚の鍵がないので作ってほしいのですが」
「何台ぐらいありますか?」
「10台以上はあります」
キター!!!
事務什器の大量鍵作製!
ありがとうございます!
合鍵作製もあるそうなので、
一覧表をメールで送ってもらいました。

表を見てキーブランクの選定と必要本数を出そうとしましたが、
キーブランクの種類が分からないものがありました。
そこで、合鍵作製をする元鍵の写真をメールで送ってもらいました。
でもやっぱりわかりません。
現場確認することにしました。

お邪魔したのは、那覇市のとあるオフィス。
商談室でしばし待ち、担当者さん(若い女性)のあとについて
キャビネットなどが待っているフロアへ通じるドアを開けると、そこは・・・・・
パソコンがズラリ。
50台以上はあるでしょうか?

そのパソコンたちの前には、自由な服装の従業員の方々が座り、
全員がパソコンとにらめっこ。
正直、この光景には一瞬引きました。
事前にIT企業だとは分かっていましたが、IT企業ってこんな感じなんだあ、
こういうところで電脳空間は作られているんだなあ、と
ちょっと社会見学をした気分になりました。

企業の感想はさておき、
キーブランクが分からなかったキャビネットに案内してもらい、
用意してきたキーブランクを片っ端から鍵穴に突っ込んでいきます。

頭が八角形のWT印の鍵に使えそうな
キーブランクはありました。
image015.jpg

しかし別のWT印の鍵に加工せず使えそうなキーブランクはありませんでした。
ただ、加工すればなんとか使えそうなものには目星がついたので、
実際の作業時にやってみるしかありません。
image030.jpg

必要なキーブランクを手配し、再度オフィスを訪れました。
有料駐車場の入場時刻は9:58でした。
担当者さんにお願いし、あらかじめ作業室として商談室を一部屋おさえておいて
いただきました。
ここが今日の仕事場です。
このときは、まだ長い一日になるとは知るよしもない
つっちーだったのです・・・・・。

長机を壁に寄せ、シーツカバーをかぶせ、床にも敷き
即席の鍵屋作業室の出来上がり。
キーマシンから鍵の切り粉が飛び散らないように、
近所のスーパーでもらってきたネピアのダンボールで、
カバーを作りました。
IMG_8801.jpg
作業終了後に掃除ができるように掃除機と、
脱水状態にならないようポカリスエット1.5Lも
持ち込んでます。

まずは簡単な合鍵作製から始め、仕事に勢いをつけます。
順調に進みますが、数が数なので時間がかかります。
あっという間に13時。

ここからは隣の商談室で面接があるため、一時中断。
鍵を削る音が迷惑になってしまうので、
お昼休みを1時間取り、コンビニで買ったパスタを食べました。

休憩後は、紛失鍵の作製です。
コクヨの書棚のPN印3桁や、イトーキのキャビネットK印4桁、
オカムラのキャビネットOK印4桁など順調に作製できました。

WT印の八角形頭の紛失鍵作製は初めてでしたが、
純正キーがあったのでそれを参考にし、すんなりとできました。

一番手間がかかったのは、実は合鍵でした。
あのキーブランクが確定していないWT印のヤツです。
写真の白いキャビネットが問題のものです。
IMG_8755.jpg

まず鍵穴に入るようにキーブランクを加工し、
それから微調整を繰り返し合鍵を作っていきます。
即席作業室とキャビネットの場所が離れているので、
小走りで行ったり来たり。ちょっとしたランニングです。

最後は、担当者さんに許可をもらい、キャビネットを作業室まで運んで合鍵を作りました。
最初からそうすればよかったんですけどね。

ようやく全部完成しました!!!
すべての作製した鍵を担当者さんに確認してもらい、OKいただきました。
IMG_8804.jpg

担当者さんが、作製した鍵につけたキーホルダーを見て、
「こーゆーキーホルダーで何処で売ってるんですか?」
と聞くので、余っていたキーホルダー10個ぐらいを
「これ差し上げます。サービスです」と、あげちゃいました。
若い女性にめっぽう弱いつっちーです。

道具を片付け、有料駐車場を出たのは18:48でした。
長い一日が終りました。

ご利用ありがとうございました。

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沖縄県宜野湾市のカギ屋さん
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