フランス落としの現場確認をしているとき、
「鍵屋さんですよね？
カギの調子が悪いところがあるので見てもらえませんか？」
と、別のお客様が声をかけてきてくれました。
車に貼ってあるマグネットシートを見て
声をかけてくれたんだと思います。
結構目立っているようですね、車の看板。
フランス落としの現場が終わってからうかがい、
ミワのディスクシリンダーレバー錠のついたドアにご対面。
鍵は途中まではスムーズに回るのですが、
そのあとは固くて全く回りません。
ピッキングして回そうとしても症状は同じ。
壊して開けるしかないですね。
電動工具を使ってシリンダーを破壊し、
ケース内をいろいろと操作しますがなかなか開きません。
途中、お客様から
「あとどれぐらいで終わりますか？」と聞かれたが
「先が見えません」と返事。冷や汗が出てくる。
「困ったなあ、なんで開かないんだ？」
と、つぶやきながら再度チャレンジ。
おぉ、ちょっとデッドボルトが引っ込んだ！もうちょっとだ！
やったあ！開きました！ほっ。
ケース内の部品が壊れて
デッドボルトが引っ込まなくなったのでしょう。
ケースも破壊したので、錠前一式交換になりました。
ミワの製品でケース内の部品が壊れる場面には
数回ぐらいしか遭遇したことがないので、
今回は勉強になりました。
ご利用ありがとうございました。
カギは昨日まで問題なく使えていても、
今日になって突然使えなくなることがあります。
そんな時は鍵屋さんに電話してください。
宮里カギ店 ＴＥＬ．０９８－８９２－４２７３
